こんにちは、漫画大好きナギです!
今日は「不浄を拭うひと」のネタバレとあらすじ、感想をお話するよ。
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不浄を拭うひと1巻のあらすじ
主人公は山田正人39歳。
ごく普通のサラリーマンだったが、特殊清掃の会社で働くことになった。
特殊清掃とは亡くなった人の部屋を現状復帰させる仕事だ。
「不浄を拭うひと」の1巻のネタバレ
1巻に収録されている11話の概要をお話するよ
第1話:カツラの落ちている部屋
特殊清掃で初めての仕事は孤独死した女性の部屋だった。
ゴミ屋敷化した部屋で死後2ヵ月の状態で発見されたのだ。
さっそく清掃にとりかかると女性用のカツラが落ちていたのに主人公は気が付いた。
しかし、それは遺体から剥がれ落ちた亡くなった方の頭皮だったのだ!
第2話:深夜に聞こえる音
自宅の部屋で寝ていると猫がスーパーのレジ袋でじゃれているようなカサカサした音が鳴っていた。
幻聴ではなく妻も同じ音を聞いていた。
一週間後、妻が青い光を目撃しショックで眠れなくなってしまう出来事があった。
ある日、特殊清掃の依頼主と雑談していると、あのカサカサした音は霊が出す音だということがわかり、ゾッとした。
それ以来、なるべく故人のことを考えずに事務的に作業をするようになり、やがてカサカサ音は聞こえなくなったのだ。
第3話:拒まれる部屋
神谷住職は「おはらい」をしてくれる貴重な人だった。
霊感体質の主人公は霊に阻まれてしばしば特殊清掃の仕事ができなくなるので、おはらいをしてもらうことが度々あった。
おはらいをしてもらった部屋は50代の独身男性の部屋だったが、部屋に入ると女性ものの下着で溢れていた。(しかも全部ベージュ色)
片付けを進めると下着のサイズが大きいことに気づく。
さらには大人のおもちゃが女装モノのDVDを発見する。
そこから主人公の想像が広がり、部屋の主は女装プレイのしすぎで体を壊してしまい、そのまま亡くなってしまって部屋に入られたくなくて主人公が部屋に入るのを拒んだのではないか。と思ったのだった。
第4話:最期に見たい景色
今日は2人で仕事を行う。仕事先は超高級有名ホテルだ。
ホテルでの仕事はチェックアウト後~15時のチェックアウト前までに終わらせる必要がある。
この日は60代男性が両手首を切って自殺をした部屋だったのだ。
亡くなった方の部屋の家具は全て処分するので私服姿で速やかに部屋から運び出す必要がある。
すべての家具を出した後、汚染されたカーペットの張替えを行うのだ。
その後、消毒・清掃し新しいカーペットを敷き詰める。
そして新しい家具を迅速に運ぶ。
臭いが残らない限り、ホテルは今日もその部屋にお客を泊めるらしい。
第5話:困った落とし物
特殊清掃での落とし物を紹介していく。
その①、手袋
入浴中にヒートショックを起こして亡くなったという一人暮らしの70代女性の部屋。
お風呂で煮込まれてしまった遺体はドロドロの状態だったんだとか。
ふと見るとお風呂の壁に手袋がはりついていた。
実はその手袋は故人の皮膚だったのだ・・・
その②、白い玉
老人用の介護付きマンションでの出来事。
80代男性は玄関ドアの前で亡くなっていたのだが、猛暑で腐敗が進んでいた。
警察が遺体を運ぶのだが、雑に扱ったのか汚染が広がっていたのだ。
ふと見ると老化に白い玉が落ちている。
何気なく手に取ると弾力があった。
反対側を見ると・・・それは遺体から落ちた眼球だったのだ!
第6話:ナゾの女たち
この日は、べつの意味で面倒臭い仕事をすることに・・・
亡くなったのは40代独身男性だったが、比較的すぐに発見されたため依頼は部屋の清掃と遺品整理だった。
管理会社が部屋の鍵を持ってくる間に、故人の知人だという20代~40代の女性がワラわらと4人も集合してしまった。
女性たちは鍵を開けると「我先に!」と部屋へなだれ込み「形見分け」だと言って金品を漁っていっただ!
ということで別の意味で大変な仕事であった。
第7話:アリ地獄のある部屋
ゴミ屋敷の清掃では天井近くまでゴミが山積みになっていることが多い。
そんな部屋でも生活スペースにはゴミがなくすりばち状にゴミが置いていない場所がある。
これを主人公はアリ地獄と呼んでいるのだ。
ふと見ると、大量の猫缶を発見。
部屋にペットが死体があるかもしれない!
ひたすら片付けを行ったが、結局は猫の死体を発見せずに仕事は終わった。
キッチンの窓の網戸が破れているのが目に入り、恐らくここから猫たちは脱走したのだろう。
生きてくれているといいな、と思った主人公なのであった。
第8話:先輩の言葉
その日は先輩と一緒に若い女性が「自殺未遂に失敗した部屋」の清掃に行くことになった。
部屋は一面血まみれで凄惨さが漂っていた。
死後2日ということもあり、血液は消毒とふき取りを繰り返すことで清掃は完了。
そんまま次の現場で見積もりを行うことに。
次の現場では60代女性が死後4ヵ月経った部屋だったが、先ほどと違って綺麗な部屋だった。
主人公が「孤独死してかわいそうだ」と言うと、先輩は「それは違う!孤独死する人は自分が孤独死するなんて思ってないんだからな」と言った。
日常の中でたまたま具合が悪くなって、次の日が来なくなっただけ。
最期こそ見るに堪えない姿だったとしても、ヒサンな人生を送っていたわけじゃない。
先輩の言葉が胸に響いた主人公なのであった。
第9話:発見の早い部屋
特殊清掃をしているとニオイとは常に戦いである。
ところが稀にニオイのしない死後すぐの現場にいくこともあるのだ。
ある日依頼が入り、数日後にアパートへ向かうと・・・なんと依頼主は亡くなって搬送されるところだった。
依頼主は自殺したようなのだが、入念に準備し、汚染が広がらないようにした上で警察に通報し、さらに特殊清掃の依頼までしていたのだ!
第10話:真夏の現場
真夏でも特殊清掃の作業中はニオイが近隣に広がってしまうため換気ができない。エアコンもダメ。
完全に密閉された真夏の部屋は50℃を超える。
熱中症予防のため夏は10分ごとに外に出て水分補給を行っている。
そして仕事の後はサウナで汗を流して水風呂に入るのがささやかな楽しみなのだ。
第11話:野口さんと愛ちゃん
特殊清掃の仕事は厳しい。しかし、時には感動的な場面に出会うこともある。
野口さんの娘さんの愛さんは当時18歳だったが、急性心不全で亡くなった。
発見が遅れたため、主人公に特殊清掃の依頼をしてきたのだ。
遺品を整理していると1つの箱を発見した。
野口さんに渡すと、中を一緒に確認してほしいという。
実は野口さんと亡くなった娘さんは血が繋がっていなかった。
箱を開くと日記があり、日記には野口さんに優しくできなくて後悔したことが書いてあったのだ。
野口さんは泣き出し、主人公に何度もお礼を言った。
特殊清掃の仕事は時には死神のような扱いを受けることもあるが、こんな風に誰かに感謝されるなら体が続く限りはその手助けをしたいと思った主人公なのであった。
「不浄を拭うひと」の1巻の感想
沖田×華さんの作品は大好きで、「透明なゆりかご」が有名。
不浄を拭うひとは特殊清掃という大変なお仕事をする中でびっくり体験や感動体験を漫画で疑似体験できちゃう。
沖田さんの絵は上手くはないのですが、リアルではない分、楽しく読めるというか、多分これがリアルな絵だったら読めない内容なんだよね。
1巻で私が好きだったのは、真夏の作業で暑すぎて、爽やかな想像をしようと思った主人公が、以前の特殊清掃でトイレに溜まった大量の便の中が堆肥化して新芽が生えていたことを思い出したところ。
全く爽やかではない!と突っ込んでしまったw
特殊清掃の現場ごとに一話完結になっているので、長編が苦手な人にもおすすめ!
今なら期間限定でkindle Unlimitedの中で3巻まで読めます!もちろん一気読みしたよw
是非、軽い気持ちで手に取ってみて下さい。
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